耳をおさえる女性

中耳炎って子供の病気じゃないの?
と思うかもしれませんが、大人も中耳炎になります。
しかも、大人の中耳炎は、子供よりも非常に痛みが強いのです。

症状としては、強い痛みの他に、耳だれや耳閉感があります。
それでは、中耳炎の6つの症状や大人が発症した場合の特徴についてそれぞれ見ていきましょう。

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中耳炎の6つの症状!

大人と子供、どちらにも共通して発症することが多い中耳炎の症状についてそれぞれ見ていきましょう。
中耳

症状①:耳の痛み

中耳炎は、耳が痛くなる場合があります。
では、なぜ耳が痛くなるのでしょうか?
その理由は、耳の中にある中耳と呼ばれる空間に、膿がたまってしまうことが原因です。

中耳に膿がたまると、膿の逃げ場がなくなり、周りを圧迫してしまいます。
パンパンに耳の中が圧迫されることで、耳の痛みを感じるのです。
耳の痛みは、急性中耳炎に強く現れます。

症状②:耳だれ

中耳が、膿や滲出液(しんしゅつえき:体の液体)でパンパンになると、鼓膜が自然に破れます。
この破れた鼓膜から、膿や滲出液が流れ出ている状態が「耳だれ」です。
また、鼓膜は再生されるため、破れてしまっても元に戻る場合が多いです。

症状③:耳閉感

飛行機や高層エレベーターなどで、耳が詰まっている感覚を体験したことはありませんか?
耳閉感とは、この「耳が詰まっている」感覚のことです。

では、なぜ中耳炎になると耳閉感が現れるのでしょうか?
中耳は、耳管と呼ばれる管で鼻と繋がっているため、外の空間と同じ気圧でいられます。
しかし、何らかの原因で耳管が塞がったままになると、耳の中と外の気圧の差が生まれてしまい耳閉感が現れます。
耳閉感は、滲出性中耳炎に多く現れる症状です。

滲出性中耳炎について詳しく見る
滲出性中耳炎!大人でもなる!?7つの原因や治療法まとめ!

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症状④:聴力低下

中耳に、膿や滲出液が溜まると、鼓膜が振動しにくくなり、音が聞こえにくくなります。
また、中耳の炎症が、耳の奥の内耳まで波及してしまうことでも、聴力が低下する原因になります。

耳閉感と共に聴力が低下している場合は、中耳炎を起こしているかもしれません。
痛みはなくても耳鼻科で受診しましょう。

症状⑤:聴力消失

真珠腫性中耳炎になると、細胞が増殖し、耳を中から圧迫してしまいます。
そして、耳の中の大切な機能も破壊してしまう場合があり、聴力がなくなってしまう可能性があります。
ものまねで有名なコロッケさんも、10代前半に真珠腫性中耳炎になり、右耳の聴力をほとんど失ってしまいました。

症状⑥:中耳炎の合併症

中耳炎が重症化すると、顔面神経麻痺頭蓋内合併症を引き起こす可能性があります。
顔面神経麻痺とは、顔の半分が動かせなくなってしまう病気です。
頭蓋内合併症では、発熱や頭痛、嘔吐、意識障害などの重篤な状態になります。

これらの危険な症状を引き起こさないためにも、症状が進んでいる場合は手術が必要です。

大人の中耳炎の特徴って?

中耳炎には、耳の痛みや耳だれ、聴力低下などの症状があります。
では、大人が中耳炎を発症した場合はどのような特徴があるのでしょうか?

子供の中耳炎よりも痛みが強い

子供が夜中に「痛い!痛い!」と痛がっているイメージが強い中耳炎。
しかし、子供よりも大人の方が、中耳炎の痛みは強いと言われています。

それはなぜでしょうか?
理由として、「子供よりも大人の方が鼓膜が破れにくい」ことがあげられます。

中耳炎の痛みというのは、中耳に膿がたまってしまうことで引き起こされます。
しかし、鼓膜が破れることで膿が耳の外に流れ出るようになれば、痛みは治まっていきます。
そのため、鼓膜が破れることが痛みの改善には重要なのです。

つまり、赤ちゃんや子供よりも鼓膜が破れにくい大人の方が、痛みが強くなるということです。

子供の中耳炎についてはコチラ
幼児がなりやすい中耳炎の種類と悪化・再発を防ぐ対策6選!

内耳炎になりやすい

中耳炎になると、炎症が中耳にとどまらず、内耳にまで波及する場合があります。
この内耳炎は、子供よりも大人がかかる割合が非常に高くなっています。
喫煙や飲酒も内耳炎を誘発すると言われているため、気を付けましょう。

内耳炎の症状としては難聴やめまいがあり、内耳炎による難聴は治りにくいため注意が必要です。
まずは、早めに耳鼻科で受診して中耳炎を治しましょう。

60歳以上がなりやすい

大人の中耳炎は、60歳以上がなりやすい傾向があります。
60歳未満の大人と60歳以上の大人では、発症率が3倍近く異なります。
また、60歳以上の大人は、子供の発症率と大差ありません。
それほど60歳以上の大人は、中耳炎になりやすいと言えます。

大人の中耳炎!原因は?

中耳炎は、子供がなりやすいイメージがあるかもしれません。
しかし、大人も中耳炎になります。
しかも、60歳以上の大人は子供とほぼ同じ割合で中耳炎になります。

では、なぜ中耳炎になるのでしょうか?
原因については大人も子供も大差なく、以下のものなどがあげられます。
・細菌やウイルスが鼻から耳に入る
・耳管の通りが悪くなる

中耳炎の原因についてはコチラ
中耳炎の原因とは?!症状別に6つの原因を解説!

中耳炎の治し方!

中耳炎の治し方としては、以下のものなどがあげられます。
・抗生剤を使用し、細菌を抑える
・解熱鎮痛薬を使用する
・鼓膜を切開し、膿を出す
・手術を行う

中耳炎の治療法についてはコチラ
中耳炎の治し方11選!5つの症状別に解説!

また、急性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎の場合は自然治癒が望めます。
中耳炎の自然治癒については以下の記事をご覧ください。

中耳炎の自然治癒についてはコチラ
自然治癒する中耳炎の種類と6つの注意事項!

まとめ

中耳炎の症状は、耳の痛みの他にも耳閉感や聴力低下があります。
重篤化すると顔面神経麻痺を発症することもあるので、注意が必要です。

また、大人の中耳炎は、子供の場合より痛い、内耳炎になりやすいなどの特徴があります。
耳閉感や聴力低下などの症状があっても、「大人は中耳炎になりにくい」という認識だと、治療が遅れて重篤化することもあります。
中耳炎は子供の病気だと思わず、大人も耳に違和感があればすぐに耳鼻科を受診しましょう。

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