耳鼻科

繰り返しなりやすい中耳炎。風邪をひくたびに、中耳炎になってしまう人もいます。

では、中耳炎はどのように治すのでしょうか。抗生剤を使用したり、手術をする場合もありますが、自然治癒を促す方法もあります。

中耳炎の治し方は、症状によって異なります。11個の治療法を症状別に解説するのでそれぞれ詳しく見ていきましょう。

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どうして中耳炎になるの?

そもそも中耳炎の原因は何でしょうか?
風邪をひくと誘発されるイメージがあるかもしれませんが、喘息によって誘発される中耳炎もあります。

●細菌やウイルスが鼻から耳に入り込む
●急性中耳炎がなかなか治らず鼓膜に穴が開く
●炎症を繰り返し、細胞の塊が出来てしまう
●耳管の通りが悪くなる
●急性中耳炎の治療が不十分
●気管支喘息により誘発される
主な原因としては上記の6つが挙げられますが、症状によってそれぞれ異なります。

中耳炎の原因についてはコチラ
中耳炎の原因とは?!症状別に6つの原因を解説!

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中耳炎の治し方まとめ!

まず、中耳炎の主な治療方法としては下記の11個があります。
①症状を和らげながら自然治癒を促す
②鼻の通りをよくする
③風邪やアレルギーを治す
④抗生剤を使用し、細菌を抑える
⑤解熱鎮痛薬を使用し、痛みや熱を下げる
⑥抗炎症薬を使用し、炎症を抑える
⑦鼓膜を切開し、膿を出す
⑧鼓膜に穴をあけ、チューブを入れる
⑨耳管通気療法により、耳管の通りをよくする
⑩手術を行う
⑪ステロイドを使用する

そして、中耳炎の治し方は、急性中耳炎滲出性中耳炎慢性化膿性中耳炎(慢性中耳炎)真珠腫性中耳炎(慢性中耳炎)好酸球性中耳炎によって治療方針が異なります。そのため、これら11個の治療法を、それぞれの症状別に使い分けしていきます。それでは、5つの症状別に治療法を見ていきましょう。

急性中耳炎の治し方

急性中耳炎は、鼻に入り込んだ細菌やウイルスが耳管を通って耳に感染してしまっていることが問題です。そのため、以下の7つの方法で治療することが多いです。

症状を和らげながら自然治癒を促す
解熱鎮痛薬を使用し、痛みや熱を下げる
抗炎症薬を使用し、炎症を抑える
必要時に、痛みや発熱、炎症を抑える薬を服用しながら自然治癒を促します。定期的に通院をして、経過を診てもらいながら自然に炎症や膿が治まるのを待ちます。

鼻の通りをよくする
膿は、耳管を通って耳から鼻に流れることで外へ排出されます。そのため、鼻の通りをよくしておくことが必要です。

風邪やアレルギーを治す
急性中耳炎の原因は、細菌やウイルスへの感染です。風邪をひくことによって、細菌やウイルスが耳へ感染してしまうので、中耳炎の原因となっている風邪を治します。

抗生剤を使用し、細菌を抑える
細菌が中耳炎の原因である時は、抗生剤を使用します。しかし、最近では抗生剤が効かなくなってしまった菌が問題となっているため、抗生剤を使わない場合もあります。

鼓膜を切開し、膿を出す
鼓膜を切開することで、膿を出す場合があります。鼓膜を切開することで、外から耳に細菌やウイルスが感染するリスクがあるため、なるべく切開せずに治癒を促す方針の耳鼻科もあります。

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滲出性中耳炎の治し方

中耳と呼ばれる空間に滲出液が溜まっている状態が滲出性中耳炎です。滲出性中耳炎は以下の6つの方法で治療することが多いです。

症状を和らげながら自然治癒を促す
鼻の通りをよくする
風邪やアレルギーを治す
鼓膜を切開し、膿を出す
鼓膜に穴をあけ、チューブを入れる
耳管通気療法により、耳管の通りをよくする

滲出性中耳炎についてはコチラ
滲出性中耳炎!7つの原因や治療法まとめ!

慢性化膿性中耳炎(慢性中耳炎)の治し方

慢性化膿性中耳炎は、鼓膜に穴が開き、細菌やウイルスに繰り返し感染することが問題です。そのため、以下のような5つの治療法を実施することが多いです。

抗生剤を使用し、細菌を抑える
解熱鎮痛薬を使用し、痛みや熱を下げる
抗炎症薬を使用し、炎症を抑える
慢性化膿性中耳炎は、炎症を抑えることが大切です。抗生剤は内服だけではなく、耳に直接入れるタイプのものもあります。

風邪やアレルギーを治す
風邪をひくことで、耳へ細菌やウイルスが感染してしまうことがあるため、風邪を治すことは重要です。

手術を行う
重症の場合に手術が適応されます。破れた鼓膜を治したり、繰り返し感染を引き起こしている部分を切除する手術を行います。局所麻酔で、日帰りで手術を行うところが多いようです。しばらくは洗髪が出来なかったりするので、病院で提示された注意事項は守りましょう。

真珠腫性中耳炎(慢性中耳炎)の治し方

真珠手性中耳炎は、耳の中に大きい耳垢のような細胞の塊(真珠腫)が出来てしまうことが問題です。どんどん塊が大きくなると、中から耳を圧迫してしまうため、難聴の原因になります。そのため、積極的な治療が必要になり、手術を行うが選択されます。

真珠手性中耳炎は、鼓室形成術という手術を行うことが多いです。鼓室形成術とは、真珠腫を取り除き、圧迫によって傷ついた骨などを治す手術になります。

切開する場所や手術の方法は、病院によって異なることもあります。ご自身が納得できる方法を選ぶためにも、セカンドオピニオンとして複数の病院を受診し、手術の方法を聞くとよいでしょう。

好酸球性中耳炎の治し方

好酸球性中耳炎は、喘息によって誘発されることが多いようですが、比較的新しく提唱された中耳炎です。そのため、治療法などがしっかりと定まっておらず、病院によって対応が異なる場合もあります。

その中で比較的多く適応されるのが、ステロイドを使用するです。ステロイドの薬を飲んだり、耳に入れたりすることで炎症を抑えることが出来ます。

そして、場合によっては手術を行うも適応されます。手術を行う場合は、十分に医師から説明を受け、納得できる形で受けましょう。

それぞれの中耳炎の症状はコチラ
5種類の中耳炎!それぞれの症状は?

中耳炎の治療を受ける時の注意点!

症状によって、治療の方針は異なりますが、治療を受けるときの注意点について確認しておきましょう。

必ず耳鼻科に通う

自然治癒にて治る中耳炎もあります。しかし、自己判断せずに、まずは耳鼻科を受診しましょう。耳が痛い、耳が詰まった感じがする、聞こえずらい、耳から液体が出てくる、これらの症状は中耳炎のサインです。見逃さないようにしましょう。

自然治癒する中耳炎についてはコチラ
自然治癒する中耳炎の種類と6つの注意事項!

治るまで通院する

中耳炎の治療は時間がかかります。風邪のように1週間もあれば完治する、というものではありません。2~3カ月かかる場合もあります。しかし、中耳炎は途中から症状が和らぎ自覚症状がなくなる場合もあります。その時に通院をやめてしまうことで、再発するリスクがあります。完治したことを医師から告げられるまでは、通院しましょう。

手術は十分な説明を受けましょう

中耳炎の中には手術が必要なものもあります。まずは、しっかり医師から説明を受けましょう。病院によって、手術の方針が異なる場合があるため、セカンドオピニオンを利用することもおすすめです。自分や家族が納得した形で、手術を受けましょう。

まとめ

中耳炎の治し方は、抗生剤や解熱鎮痛薬を使用したり、鼓膜を切開するなどさまざまな方法があります。いずれにしても、まずは耳鼻科を受診することが重要になります。医師の指示に従って、中耳炎を完治させましょう。

また、中耳炎に限らず体に異変があった時は、まずは病院へ行くことが大切です。治りきらないことで、病気が大きくなってしまう場合もあります。困った時に相談できる、かかりつけの医院をもちましょう。

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