いびきがうるさいと指摘されたことはありませんか?または家族のいびきがうるさいと感じたことはありませんか?
いびきは、肥満や口呼吸だけでなく、薬やたばこの影響で引き起こされることもあります。原因を知ることは、効率的にいびきを改善することにも繋がります。
いびきをかいている人は、単なるいびきではなく、睡眠中に息が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。

いびきがうるさいのは何が原因なの…?

今回は、いびきの原因や身体への悪影響、怖い病気の可能性について詳しく解説しますね。
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いびきがうるさい!9つの原因とは!?
いびきは、気道(口から肺までの空気の通り道)が狭くなることによって引き起こされます。鼻や喉の粘膜が振動することで音が生じているのです。
では、どのようなことが原因で気道が狭くなってしまうのでしょうか?具体的な9つの原因についてそれぞれ見ていきましょう。
①肥満
二重顎になっていたり首回りに脂肪がついていると気道が狭くなり、いびきをかいてしまいます。肥満の改善はいびきの解消には必須です。
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②仰向けで寝る
仰向けで寝ると、舌が喉の奥へ落ち込みやすくなります。喉に落ち込んだ舌によって喉の気道が狭くなり、いびきをかいてしまいます。
③口呼吸をしている
口呼吸をしていると、顎が下がり舌が喉の奥へ落ち込みやすくなります。口呼吸をやめて鼻呼吸にすることが大切です。
④鼻づまり
花粉症の季節になるといびきをかく人がいます。その方は鼻づまりにより、口呼吸になっていることがいびきの原因です。
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⑤飲酒
アルコールは全身の筋肉を緩める作用があります。喉の周りの筋肉も緩んでいる飲酒後に睡眠をとることで、いびきをかきやすくなります。
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⑥睡眠薬
睡眠薬には心身をリラックスさせる効果があるますが、筋肉を緩める作用もあるため、いびきを誘発してしまいます。
⑦扁桃腺が大きい
扁桃腺は舌の付け根の両側にあるふくらんだ部分です。幼少期に大きくなりますが、年齢が進むにつれて徐々に小さくなっていきます。
扁桃腺はリンパ組織であり、細菌やウイルスなどを撃退する役割があります。しかし、疲労やストレス、体調不良などによって抵抗力が落ちると、扁桃腺に炎症が起こり腫れてしまいます。腫れた扁桃腺が気道を狭くしてしまい、いびきが誘発されます。
また、まれに大人になっても扁桃腺が小さくならず大きいままの人がいます。その場合も気道を狭くしてしまいます。
⑧噛む力が衰えている
昔に比べて硬いものを食べなくなってきており、若い世代は噛む力が衰えてしまっています。顎の周りの筋肉が弱いと、舌が喉の奥に落ち込みやすくなります。
⑨たばこ
たばこの中には多くの有害物質が含まれています。この有害物質は気道の壁を傷つけます。
傷ついた気道の壁は、炎症を起こして腫れてしまいます。腫れたことによって空気の通り道は狭くなり、いびきが誘発されます。
いびきが原因で体へ及ぼす5つの悪影響とは?
当てはまる原因はありましたか?いびきをそのままにしておくと、身体に様々な悪影響を及ぼします。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①睡眠不足
いびきをかいている人は眠りが浅くなり、慢性的な睡眠不足の状態に陥っています。徹夜をした人の判断力は、お酒に泥酔した人と同じ程度であるといわれています。それほど睡眠不足には注意が必要なのです。
●集中力がなくなる
●イライラするなど精神的に不安定になる
●居眠りしてしまう
このような状態に陥っていませんか?仕事に集中できなかったり、運転中に居眠りしそうになるなど、あなたの生活や命に影響を及ぼしかねません。
②高血圧
気道が狭くなることによって引き起こされるいびき。いびきをかいている状況と言うのは、体が酸素不足になっている状態でもあるのです。
酸素不足を補うために、体は交感神経を高めようとします。それにより血圧が上昇し、高血圧を誘発してしまう可能性があります。
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③高血糖
体が酸素不足になることで分泌されるホルモンは、血糖値を上げてしまいます。そのため血糖値が上昇し、糖尿病のリスクが高まります。
玉ねぎやお酢、アロエ、納豆、豆腐などは血糖値を下げる食品として有名です。
④脳卒中や心臓疾患
高血圧、高血糖によって血管が弱ってしまいます。そのため、脳卒中や心筋梗塞などの心臓疾患のリスクも高まります。
また、酸素不足を補おうと身体は心拍数を上げてしまうため、心臓は疲弊してしまうのです。
⑤肥満
睡眠不足によってホルモンバランスが乱れ、食欲が抑えられなくなります。また、酸素不足によって代謝が落ち、痩せにくい体になってしまいます。
肥満によりいびきをかき、いびきにより肥満が悪化し、さらにいびきが悪化するという悪循環になる可能性もあります。
いびきがうるさいのは怖い病気が原因かも?
あなたのいびきは、ただのいびきではなく「睡眠時無呼吸症候群」や「上気道抵抗症候群」が原因で引き起こされている可能性もあります。
これらの病気が原因の場合は、早めに病院で受診する必要があります。それぞれの特徴について確認しておきましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まってしまうという恐ろしい症状が特徴です。
家族の中に”いびきが突然止まり、呼吸が止まる。大きな呼吸とともに呼吸を再開する。”という人はいませんか?呼吸が止まっていることは自身では気づけないので、周りが気づいてあげる必要があります。
本人の症状としては以下のものがあります。
●大事な場面で居眠りしてしまう
●耐え難い眠気が毎日続いている
●朝起きると頭痛がある
もしこのような症状に覚えがあれば、ただちに耳鼻咽喉科、呼吸器科、睡眠外来などの病院で受診しましょう。CPAP(シーパップ)という鼻マスクの機械を装着し、自動で空気を送り込むことで気道を広げる必要があります。
睡眠時無呼吸症候群を放置していると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなってしまう可能性があります。また、居眠り運転をしてしまう割合が5倍に増えるという統計もあります。
上気道抵抗症候群
睡眠時無呼吸症候群の中でも軽症なものが、この上気道抵抗症候群にあたります。睡眠中に上気道の抵抗が強いため、睡眠障害に陥っている状態です。
症状としては以下のようなものがあります。
●睡眠中呼吸が止まることはない
●日中、疲労感や眠気がある
●中途覚醒(寝ている途中で起きてしまう)
もし、いびきに加えこのような症状があれば、こちらも早急に病院で受診しましょう。
いびきがうるさい!止める方法は?
睡眠時無呼吸症候群や上気道抵抗症候群を発症しておらず、単なるいびきだけの場合は、普段の生活からいびきを改善していくことが出来ます。
・横向きで寝る
・鼻腔を広げるグッズを使う
・マウスピースを使用する
・よく噛んで食事をする
・枕の高さを調節する
・あいうべ体操
・痩せる
・お酒を控える
・睡眠薬の種類を変える
・禁煙
などの解消法がありますが、あなたのいびきの原因に沿った方法を実施する必要があります。
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まとめ
いびきは、首回りに脂肪がついている人がかくイメージがあるかもしれませんが、飲酒や噛む力の衰弱などさまざまな原因があります。
いびきがうるさいと、一緒に寝ている人の睡眠も妨害してしまうので、自分のいびきの原因を追究して早急に対処する必要がありますよね。
また、睡眠時無呼吸症候群に陥ると非常に危険です。家族が気づいてあげる必要があります。単身の場合は、寝言やいびきを録音するアプリなどがあるため、そちらも活用してみると早期発見できるかもしれません。自分のためにも、周りのためにもいびきは早期発見早期対処していきましょう。
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