「プール熱」はご存知でしょうか?
主に子供がかかりやすい病気として知られていますが、この「プール熱」は大人も感染することがあります。
大人がプール熱に感染すると、非常に強い症状を発症する場合が多いので注意が必要です。

大人がプール熱になったらどうすればいいの?

今回は、大人がプール熱を発症するとどのような注意が必要なのか解説します。
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大人のプール熱!3つの症状!
アデノウイルス感染によって発症するプール熱は、3つの症状の総称を言います。
3つの症状とは、「発熱」「結膜炎」「咽頭炎」です。
アデノウイルス感染は、大人が発症した場合、子供の感染より症状が強く出る特徴があります。
つまり、大人が発症するプール熱も症状が強く出るということになります。
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大人のプール熱!その注意事項とは!?
大人が発症するプール熱、その注意事項のポイントは「二次感染予防」です。
アデノウイルスは、一度人に感染すると強い感染力を発揮します。そして、アデノウイルスに感染してもその特効薬はありません。体の免疫でウイルスを撃退するまで待つしかないのです。
その間、家族や職場の同僚に感染を拡大させないように努力しなければいけません。
二次感染予防について、重要な3つの期間があります。「潜伏期間」「発症期間」「残存期間」です。
それぞれの二次感染予防について詳しく見ていきましょう。
注意事項①:潜伏期間
アデノウイルス感染には潜伏期間があります。
大人が感染すると、4日から1週間程度の潜伏期間を経て発症することが多いです。
ウイルスは常に空気中に存在しているので、自分が感染したかどうかはわかりません。しかし、お子さんがアデノウイルスにかかっている場合は、感染の可能性が非常に高くなります。
そういったときは、手洗いやうがい、外出・出勤時は常にマスクを装着して感染を拡大させないようにしましょう。
注意事項②:発症期間
続いては発症期間の注意事項についてです。
症状を発症すると、様々な経路から周りに感染します。主な経路は、「接触感染」「飛沫感染」「糞便からの感染」が挙げられます。
プール熱にかかると、結膜炎と咽頭炎を発症している場合が多いです。
接触感染
結膜炎の特徴には、目ヤニや目のかゆみなどがあります。
目をかいたその手にはウイルスが付着しているので、手を消毒したり手をよく洗ってから物に触れるようにしましょう。
飛沫感染
咽頭炎を発症している場合は、のどの炎症により咳を伴う場合があります。
咳で放出される飛沫によって感染が拡大するので、マスクを装着して感染の拡大を予防しましょう。
糞便からの感染
糞便を介した感染もあります。
自分が座った便座はアルコールで拭き、トイレ後は丁寧に手を洗いましょう。
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プール熱は出勤停止?
プール熱に感染した子どもの場合は、法律によって登園登校の禁止が定められていますが、大人に対する規定はありません。
しかし、症状を発症中はなるべく仕事を休むことをおすすめします。プール熱は非常に感染力が強いです。仕事を休むのは気が引けるかもしれませんが、周りへ感染を拡大させるほうが、より迷惑をかけてしまいます。
さらに、プール熱を早く治すためには免疫力を落とさないことが重要になります。体調不良で業務をし、さらに疲れてしまうと余計に症状を長引かせてしまう原因にもなります。
注意事項③:残存期間
症状は4日から1週間で収まることが多いですが、症状が治まってから2日程度はウイルスが残存しています。
この時期も、症状を再燃させないように、また感染を拡大しないように、注意事項②の感染対策をしながら、あまり無理をしないように生活することを心がけましょう。
まとめ
大人は、子供と違って症状が強く出やすく、感染力が強いです。
また大人は自ら感染拡大の方法を実践できるので、自ら周りへ配慮し、感染を拡大させないように努力しましょう。
症状も辛いかとは思いますが、大人ができる大事なことは二次感染予防です。
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