生理痛

定期的にやってくる生理。そしてつらい生理痛。今日は大事な予定があるのに!女性ならこのような思いをしたことのある方は多いですよね。

今すぐ生理痛を緩和したい!そんな時は鎮痛薬を使うほかにも、体を温めたりストレッチをしたりと痛みを緩和する方法は多数あります。

生理痛の痛みは、プロスタグランジンというホルモンのような物質が大きな原因になっています。このプロスタグランジンを体の中に停滞させないことが、生理痛を緩和させる重要なポイントになります。

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生理痛をすぐに緩和できる方法を教えてください…

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それでは、生理痛のメカニズムや痛みを緩和させるための方法を9つ紹介するのであなたに合う方法を試してみてください。

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生理痛が起こる原因は?

すぐに止めたい辛い生理痛。そもそもなぜ生理の時に辛い症状が現れるのでしょうか?

生理痛の原因をしっかりと把握して、あなたに合った解消法を見つけましょう。

原因①:プロスタグランジンによる子宮収縮作用

受精卵が子宮へ着床するために作ったベッド(子宮内膜)が、経血となり外へ流れることで生理が起こります。このベッドが子宮から剥がれ始めると、“プロスタグランジン”という物質が作られます。

このプロスタグランジンによって子宮の筋肉が収縮し、経血を外へ押し出すことが出来るのです。しかし、このプロスタグランジンの分泌量が多いと、子宮の収縮が強すぎて痛みを感じてしまいます。

これが生理痛の時に感じる腹痛や腰痛の正体です。出産の時も、赤ちゃんを押し出すためにプロスタグランジンが分泌され、子宮が収縮するために陣痛が起こります。出産後も子宮からの出血を止めるために子宮が一生懸命収縮しようとするため、後陣痛が起こるのです。

そのため、生理痛も陣痛も痛みの程度は違いますが、同じようなドーンとした痛みを下腹部や腰部に感じることが多いです。また、プロスタグランジンにより子宮筋に血流低下を招くことで子宮が痛みに敏感になってしまうことも、つらい痛みの原因になります。

原因②:プロスタグランジンによる全身症状

生理痛

生理の時に子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンは、子宮内だけでなく全身にも運ばれてしまいます。

プロスタグランジンには、痛みを強くする作用や血管を収縮させる作用もあります。また、子宮だけでなく胃腸も収縮させてしまうのです。

それにより、以下の症状を誘発します。
・頭痛
・腹痛
・下痢
・吐き気
・疲労感

このように、プロスタグランジンによって痛みや不快な症状を引き起こしてしまいます。「それならプロスタグランジンなんてない方がいい!」と思ってしまいそうですよね。

しかし、プロスタグランジンは病気の治癒・免疫機能・傷の治癒・血液の流れの調整・体温調節・消化器官の保護など、生きるうえで大切な役割を担っています。プロスタグランジンが悪い物質なのではなく、生理中に分泌する量が多すぎることがつらい症状の原因なのです。

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生理痛をすぐに緩和させる方法9選!

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原因③:血流が悪い

血流が悪いと、プロスタグランジンが骨盤内に滞り、なかなか痛みがとれなかったり、強い痛みの原因となってしまいます。

血流が悪くなる原因としては、体が冷えてしまったり、ホルモンバランスや自律神経の乱れが考えられます。血流を悪くしてしまう原因には以下のようなものが挙げられます。

●体を締め付けるような補正下着や窮屈な服を着ている。
●長時間同じ姿勢で血液のめぐりが滞っている。
●冷房により体が冷えてしまっている。
●たばこにより血管が収縮し、血流が悪くなっている。
●湯船に入らずシャワーですましている。
●運動不足により熱産生が活発な筋肉量が少なくなっている。
●冷たい飲み物や体を冷やす作用のある食べ物を食べることによって体が冷えている。
●緊張、疲労、ストレスによりホルモンバランスや自律神経が乱れている。
●プロスタグランジンの作用である血管の収縮によって血流が悪くなり、冷える。

原因④:子宮口が狭い

若い女性は、まだ子宮が発達段階であり、子宮口が硬く狭い場合があります。その場合は、子宮が頑張って収縮することで経血を外へ押し出さなくてはいけなくなります。

強く子宮を収縮させる必要があるために、プロスタグランジンが活発に分泌され、不快な症状を引き起こしてしまいます。

原因⑤:リラキシンによる骨盤のゆるみ

生理が始まると、リラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは、関節をゆるめる効果があり、骨盤をゆるめて広げることで経血を外に出しやすくします。

骨盤が広がることに伴い、腰痛という形で不快な症状が現れてしまいます。ちなみに、出産の時はこのリラキシンのおかげで骨盤がぐっと広がり赤ちゃんが通ることができるのです。

原因⑥:黄体ホルモンによる影響

黄体ホルモンは、生理が起こる前に分泌されます。このため、黄体ホルモンによる不快な症状は月経の前に起こり、これらの症状を“月経前症候群(PMS)”と言います。

黄体ホルモンには、子宮のベッドを作ったり、乳腺を発達させる役割があります。そして生理が始まると役割が終わるため、月経前症候群は生理が始まる前の1~2週間に不調が現れることが特徴です。

以下の症状などが挙げられます。
●体温が上がり、ほてったりだるくなる
●頭痛
●胸が痛い
●肩が凝る
●体がむくむ
●イライラする
●集中できない
●便秘
●食欲が湧く

急激なホルモンバランスの変化により、イライラや集中力低下を招いています。また、水分を蓄える作用があるため、むくんだり便秘に繋がっているのです。

生理痛をすぐに緩和させる方法9選!

つらい生理痛を緩和させるためには、プロスタグランジンという物質がポイントになります。

なるべく早く解消したい不快な症状。上記で解説した原因をもとに、即効性を発揮する生理痛の解消法9選をそれぞれ見ていきましょう。

緩和①:お腹や腰回りを温める

温めて血管を広げることで血液の流れを良くすることができます。それにより、プロスタグランジンが骨盤内に停滞することを防ぐことが出来ます。

プロスタグランジンは生理の初期にたくさん出るので、生理が始まったらカイロなどをお腹や腰回りに貼ると良いでしょう。

プロスタグランジンは血管を収縮させ血流を悪くします。血流が悪いとプロスタグランジンが停滞するため、さらに血管収縮作用を発揮し、血流が悪くなります。悪循環を断つためにも温めることは大切です。

緩和②:湯船につかり全身を温める

湯船

プロスタグランジンは骨盤内だけでなく、血流にのって全身にも運ばれます。そのため、全身の血流を良くするためにも、骨盤周りだけでなく全身を温めましょう。シャワーだけでなく湯船に入って全身を温めましょう。

また、血流が悪くなることによって頭痛を引き起こす場合もあるため、血流を良くすることは不快な症状を取り除く上でも重要です。

緩和③:足浴をする

足湯

足浴をすることで、温めることと合わせてリラックス効果もあります。リラックスをすると副交感神経が優位になり、血管を広げる作用があります。

痛みが感じにくくなると共に血流も促進されるため非常におすすめです。

緩和④:食事に注意する

生理痛に効果的な食材

食べ物には体を温める作用のある食べ物や、体を冷やす作用のある食べ物があります。

血流を良くするためには、体を温める作用のある食べ物を積極的にとりましょう。ショウガやグレープフルーツ、パプリカなどが生理痛の緩和にはおすすめです。

また、子宮を収縮させてしまう食べ物などもあるため注意が必要です。チョコレートやコーヒー、紅茶、冷たい飲み物などは避けてください。

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緩和⑤:露出の少ない服を着る

体を冷やさないためにも、夏でも短いスカートやショートパンツは避けましょう。短いTシャツはお腹周辺を冷やしてしまいます。

夏の屋内は冷房が効いた部屋がほとんどです。すぐに羽織れるカーディガンや膝にかけるブランケットを使用し、冷えを予防しましょう。

緩和⑥:ゆったりとした下着や服を着る

ガードルのように締め付ける下着や、きついジーンズなどは体を締め付けて血流を悪くしてしまいます。

普段はぴったりのサイズのものでも、生理前はむくみやすくなるため、同じものでも締め付ける形になってしまいます。意識してゆったりとした服を着ましょう。

緩和⑦:痛み止めの薬を飲む

バファリンルナi

生理痛にはプロスタグランジンの分泌を抑制するイブプロフェンなどの薬が有効です。

生理痛に効くといわれている薬でも、それぞれ成分は異なります。それぞれの薬の成分を知り、自分に合った市販薬を見つけましょう。

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緩和⑧:ストレッチを行う

ストレッチ

軽くストレッチを行うことで、全身の血流を良くする効果があります。リラックス効果もあるため、症状が和らぐ効果が期待できます。

また、体を動かすことで経血を外へ出しやすくする効果もあるため、生理痛が早く終わることが期待できます。腰や足をぐるぐる回したり、無理のない程度で歩くことも効果的です。

緩和⑨:痛みを和らげる姿勢や寝方をする

足を組んだり、立つときに片足に体重をかけてしまったり、猫背の状態は生理痛をひどくしてしまいます。

膝を曲げて寝たり、うつぶせで寝たり、猫背を改善するなどで生理痛を緩和することができます。

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その生理痛、病気かも!?

薬を飲んだり、体を温めたり、いろいろな対処をしているにも関わらず、日常生活がままならないほどの生理痛が続くことはないですか?

そのような場合は、子宮に病気が隠れている可能性があります。子宮内膜症や子宮筋腫などは不妊の原因にもなりうるので、早急に病院で受診する必要があります。

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まとめ

生理痛の原因となるのはプロスタグランジンという物質なので、プロスタグランジンを体内に留めないための対処が有効です。体を温めたり、ストレッチをするなどして血行を良くすることが重要です。

とはいえ、生理痛は人によって症状や程度はさまざまです。体調によっていつもより辛く感じることも多々ありますよね。

体が痛くなったり、しんどくなったりするということは休息が必要なサインでもあります。そんな時は無理せずまわりの人を頼って体を休ませてあげてくださいね。

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