生理中は、下腹部が痛くなったり頭が痛くなったり…貧血でめまいが起こることも。
なんとかしてつらい生理痛を乗り越えたいですよね。そんな時は、生理痛を緩和してくれる食べ物を積極的に食べることをおすすめします。
生姜やたまねぎなどの体を温める食べ物や、レバーなど貧血を改善する食べ物が有効です。また、生理痛を悪化させてしまう食べ物もあり、チョコレートやコーヒーには注意が必要です。

生理痛を緩和させるのにおすすめの食べ物ってなに…?

それでは、食べ物がどのように生理痛に影響しているのかという理由も含め、生理痛の緩和を助ける食べ物と悪化させる食べ物について解説していきます。
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生理痛の緩和は食べ物と関係あるの?
食べ物に含まれる栄養や成分によって、体にさまざまな影響を与えます。生理痛に良い影響を与えるものもあれば、悪い影響を与えるものもあります。
まずは、食べ物が生理痛にどのような影響を与えるのか1つ1つ見ていきましょう。
食べ物の効果①:血液を作る
生理が毎月起こるのは、胎児を授かるために子宮内膜というベッドを作り、妊娠しなければそのベッドを経血として外へ排出するということを一定の周期で繰り返すためです。
そのため、女性は毎月たくさんの血液を必要としており、男性に比べて貧血になりやすいのです。
貧血になると体の冷えや不調に繋がり、生理痛の症状も増悪させてしまいます。そのため、血液を作るのに必要な成分である鉄分や葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCは積極的に摂取しましょう。
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食べ物の効果②:体を温める
食べ物に含まれる体を温める効果は、生理痛を緩和させる働きがあります。
なぜなら、体を温めることによって血流が良くなると、生理痛の原因となるプロスタグランジンという物質が体に留まることを防ぐからです。そのため、体をポカポカと温めてくれる食材は積極的に摂取しましょう。
このプロスタグランジンを体に停滞させないことが、生理痛を緩和させるためのポイントにもなります。
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食べ物の効果③:体を冷やす
体を冷やしてしまう食べ物は生理痛を悪化させてしまいます。体が冷えると血流が悪くなり、プロスタグランジンを体に停滞させてしまうことで痛みを強くしてしまいます。
ただでさえ生理中は体が冷えやすくなっている状態なので、体を冷やしてしまう食べ物は避けましょう。
食べ物の効果④:子宮を収縮する
生理痛は、プロスタグランジンの過剰分泌によって子宮が強く収縮することで引き起こされています。
食べ物の中には子宮を収縮させてしまう効果のある食べ物があり、そのような食べ物は生理痛を憎悪させてしまいます。
生理痛を緩和してくれる食べ物5選!
食べ物に含まれる体を温めたり貧血を予防する効果が、つらい生理痛を和らげてくれます。
それでは、具体的にどのような食材を積極的に摂取するべきなのか詳しく見ていきましょう。
緩和する食べ物①:生姜
生姜に含まれるショウガオールという成分は、体を温めてくれる効果があります。体が温まることによって血流が促進され、生理痛の緩和に繋がります。
ショウガオールは温めることで力を発揮するため、炒めものに入れる他、暖かい飲み物やスープに入れると効率良く摂取できます。
「わざわざ生姜をすりおろすのは面倒!」という方は、生姜のすりおろしが入った市販のチューブを使用しても同様の効果が得られます。
緩和する食べ物②:ひじき
ひじきなどの海藻類には鉄分が多く含まれています。ひじきを使った料理としては、ひじき豆がおすすめです。
大豆のイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似たような効果があるため、ホルモンバランスを調整できます。
また、にんじんを一緒に使うことをおすすめします。なぜなら、にんじんやレンコン、ジャガイモなどの根菜は体を温める作用があるからです。
緩和する食べ物③:レバー
レバーには、鉄分やビタミンB6が含まれているため、貧血予防に効果的です。
また、肉類は体の大事なたんぱく質の源になり、体を温める効果もあります。レバーや肉類は積極的に食べましょう。
緩和する食べ物④:グレープフルーツ
グレープフルーツにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは鉄分の吸収を促進させるため、食事と合わせて食べましょう。
グレープフルーツの酸味が苦手な人は、オレンジもおすすめです。また、ピーマンやパプリカ、ブロッコリーにも豊富にビタミンCが含まれているため、おかずに取り入れても効果的です。
緩和する食べ物⑤:たまねぎ
たまねぎなどの冬の食べ物には、体を温める作用があります。たまねぎと肉類を生姜で炒めた場合は、たまねぎと生姜が体を温め、肉類が貧血予防や体のたんぱく質の源となるため、生理中には効果的な食べ方と言えます。
冬の食べ物は、玉ねぎのほかに、ねぎ、かぼちゃ、にら、山芋などが挙げられ、こちらも体を温めてくれるのでおすすめです。
生理痛の緩和にNGな食べ物や飲み物!
生理痛を和らげる効果のある食べ物があることとは逆に、生理痛を悪化させてしまう食べ物もあります。
生理痛の緩和に効果的な食べ物だけでなく、悪化させてしまう食べ物に関してもしっかりと把握しておきましょう。
生理痛にNG:チョコレート
生理中に甘いチョコレートを食べたくなる方は多いのではないでしょうか。しかし、チョコレートには子宮を収縮させてしまう効果があります。
子宮の収縮が強くなると生理痛を悪化させるため、食べ過ぎには注意しましょう。
生理痛にNG:ジャンクフード、スナック菓子
血液がドロドロになって血流が悪くなると、プロスタグランジンが体に停滞して生理痛が悪化してしまいます。
血液をドロドロにさせてしまう食べ物とは、添加物たっぷりの物や、使い回しをしている油を使ったものです。つまり、スナック菓子やジャンクフードなどは避けましょう。
生理痛にNG:コーヒー、紅茶、緑茶
カフェインは血管を収縮させてしまい、冷えや血行不良に繋がります。そのため、カフェインを多く含むコーヒーや紅茶は生理中は避けることが無難です。
どうしても飲みたい場合は、デカフェ(カフェインを取り除いたもの)のコーヒーや紅茶を飲むといいでしょう。ルイボスティーにはカフェインは含まれておらず、貧血予防効果もあるためおすすめです。
また、コーヒー、紅茶、緑茶にはカフェインに加えてタンニンが含まれています。タンニンは鉄の吸収を阻害してしまうため、貧血予防の観点からも避けたい飲み物です。
生理痛にNG:冷たいジュース
夏場は特に氷をたくさん入れてジュースをゴクゴクと飲みたくなりますよね。しかし、冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。
また、ジュースには白砂糖をたくさん使っており、白砂糖も体を冷やす作用があります。添加物も多数入っているため、冷たいジュースは避けましょう。
まとめ
生理痛を和らげる食べ物は、体を温めてくれる生姜やたまねぎ、貧血を予防してくれるレバーやひじきなどがあります。スーパーに行けばすぐに手に入る食材ばかりなので、生理中は意識して摂取しましょう。
逆に、生理痛を悪化させる食べ物にはチョコレートやコーヒーなどがあり、こちらは普段から頻繁に摂取する女性も多いのではないでしょうか。ストレスにならない程度に避けましょう。
生理中は痛みやだるさで精神的にも疲れてしまう時期ですよね。生理中に食事改善を頑張るのではなく、普段から少しずつ体を温める食べ物を取り入れたりすることをおすすめします。
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