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なんだか音が聞こえにくい…耳の中が詰まった感じがする…
こんな症状はありませんか?

中耳炎の一種、滲出性中耳炎の可能性があります。痛みを伴わない場合があるため、見逃してしまうかもしれませんが、耳鼻科へ通院が必要な病気です。

滲出性中耳炎は、鼻や喉の風邪、アレルギー性鼻炎などが原因となりますが、時には癌が隠れていることもあります。滲出性中耳炎の7つの原因や治療法についてそれぞれ確認していきましょう。

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滲出性中耳炎ってどんな病気?

滲出性中耳炎は、中耳炎の一種です。
耳は外耳、中耳、内耳とよばれる構造に分けられていて、この中耳という空間に滲出液(しんしゅつえき)と呼ばれる体の液体が溜まっている状態が、滲出性中耳炎です。

滲出性中耳炎は、中耳に液体が溜まっている状態ですが、これは外から水が入ってきたわけではありません。
そのため、「プールで耳に水が入ってしまった」からといって滲出性中耳炎になるわけではありません。

また、大人でも滲出性中耳炎になることはあり、症状や治療法などは基本的には子供の滲出性中耳炎と同じです。それぞれ確認していきましょう。

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滲出性中耳炎の症状とは?

滲出性中耳炎の主な症状は耳閉感難聴です。
なんとなく耳が詰まった感じがするし、聞こえづらい」という症状が続いていれば、滲出性中耳炎を疑いましょう。

その他にも以下のような症状があります。
・自分の声が響いて聞こえる
・耳鳴りがする
・耳に水が溜まっている感覚がある

急性中耳炎のように耳の強い痛みなどが現れないため、「また今度病院にいけばいい」と甘く見てしまうこともあります。
しかし、滲出性中耳炎は完治させることが重要であるため、耳閉感や難聴がある方は、すぐに耳鼻科へ受診しましょう。

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滲出性中耳炎!主な7つの原因!

先述の通り、滲出性中耳炎は耳の中にある中耳と呼ばれる空間に、滲出液(体の液体)が溜まってしまっている状態です。
では、なぜ中耳に浸出液が溜まってしまうのでしょうか?

その原因には主に以下の7つがあげられます。

①:急性中耳炎が完治していない
急性中耳炎が治りきらずに膿が残っていると、中耳に液体が溜まっている状態になります。
そのため、急性中耳炎が治りきっていないことが滲出性中耳炎の原因になるのです。

②:副鼻腔炎(蓄膿症)
③:アレルギー性鼻炎
④:鼻や喉の風邪
⑤:扁桃の肥大
⑥:喉やリンパの癌
⑦:先天的に耳や鼻の構造の発達が未熟
②~⑦の原因により、鼻と耳をつなぐ耳管の通りが閉じてしまうと、中耳の中に浸出液が溜まりやすくなってしまいます。
そのため、耳管の通りが悪いことが滲出性中耳炎の原因になります。

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滲出性中耳炎の6つの治療法!

先述の通り、急性中耳炎が完治していなかったり、耳管(咽頭と中耳をつなぐ器官)の通りが悪いことが滲出性中耳炎の原因になります。

では、どのように滲出性中耳炎を治せばいいのでしょうか?
滲出性中耳炎の治療法についてそれぞれ見ていきましょう。

①:症状を和らげながら自然治癒を促す

滲出性中耳炎は、滲出液が少しずつ抜けていけば自然治癒することが多いです。
滲出性中耳炎は痛みを感じることは少ないのですが、不快な症状があればそれらを緩和しながら自然治癒を促します。

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②:風邪やアレルギーを治す

滲出性中耳炎の原因となっている、風邪やアレルギー、副鼻腔炎などを治すことが大切です。
受診した耳鼻科で、風邪薬や抗アレルギー薬を処方してもらいましょう。

③:鼻の通りをよくする

鼻が詰まっていると、耳から鼻へ膿が出ていく通り道がなくなってしまいます。
なので、こまめに鼻水をかむことが大切です。
注意点としては、「やさしくかむ」ことと、「なるべく鼻水が残らないようにする」ことです。

④:鼓膜を切開し、膿を出す

なかなか治らない場合は、耳の中の滲出液を外に出すために鼓膜を切開する場合があります。
鼓膜は自然に再生されるため、聴力が消失することはありません。

⑤:鼓膜に穴をあけてチューブを入れる

鼓膜に穴をあけて、そこにチューブを留置する場合があります。
チューブを留置しておくことで、耳の中の液体を外へ排出させることが出来ます。

また、チューブを留置しておくことで、中耳に空気が入るようになります。
耳管が閉じていると、中耳に空気が入らない状態となり、浸出液が溜まってしまう原因になります。
そのため、中耳に空気が入るようにチューブを留置する必要があるのです。

滲出性中耳炎以外の中耳炎はコチラ
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⑥:耳管通気療法により、耳管の通りをよくする

耳管に空気を送り込む治療になります。
耳管に空気を送り込むことによって、浸出液の排出が促されます。

滲出性中耳炎の注意点!

中耳炎そのものの治療は大切です。
しかし、滲出性中耳炎の原因となっているのが喉やリンパの癌であった場合は、癌への治療も大変重要になります。
そのため、ただの中耳炎と思わずに、必ず病院へ行き原因を解明しましょう。

まとめ

滲出性中耳炎は、耳の中の空間に滲出液が溜まってしまうことで発症します。
自然治癒が期待できる場合もありますが、鼓膜に穴を開けなければいけない場合もあります。
また、滲出性中耳炎は喉やリンパの癌の可能性もあります。

症状が悪化する前に、少しでも耳に違和感を感じたら耳鼻科を受診しましょう。
体のちょっとした症状は、大きな病気のSOSの場合があります。
普段から自分の体のささいな症状を見逃さないようにしましょう。

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