医師

おたふく風邪は子供がかかる病気のイメージが強いかもしれませんが、大人も発症します。そして、大人が発症した場合は重症化しやすいとされています。

炎症が続くことにより難聴、髄膜炎、膵炎、心筋炎といった重症に発展することもある非常に怖い病気です。また、男性の場合は無精子症になることもあります。

重症化させないためにもしっかりと治療する必要があります。おたふく風邪の症状や4つの治療法についてそれぞれ確認していきましょう。

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おたふく風邪はどんな病気?

おたふく風邪の正式名称は、「流行性耳下腺炎」と言います。おたふく風邪は、”ムンプスウイルス”というウイルスに感染することで発症し、耳の下にある耳下腺と呼ばれる場所が腫れることが特徴的な症状です。

おたふく風邪の症状

おたふく風邪の主な症状は以下になります。
・発熱
・耳下腺の腫脹
・腫れている部位の痛み
・開口障害

炎症が続くことで、様々な合併症を発症することもあり、重症化すると耳下腺炎が発展して難聴になることもあります。また、炎症が続くことにより髄膜炎、膵炎、心筋炎といった重症に発展することもあり非常に怖い病気です。

大人のおたふく風邪は注意!

おたふく風邪は、大人になると症状が重症化しやすいと言われており、男性が発症すると、まれに精巣炎といって睾丸が腫れることがあります。早期に対処しなければ、精子を作れなくなる無精子症になることもあります。

また、女性が発症すると、卵巣炎に発展することがあります。卵巣炎は妊娠に影響はないとされていますが、妊娠中に発症すると話は別です。流産や、切迫早産、低体重児出生のリスクが高まります。

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おたふく風邪を重症化させないための4つの治療法!

おたふく風邪の原因であるムンプスウイルスには特効薬が無く、自信の免疫でウイルスを撃退するしかありません。しかし、免疫力を下げないようにしたり、炎症を長引かせないように対応することはできます。おたふく風邪の治療法についてそれぞれ見ていきましょう。

治療法①:病院を受診する

問診

発熱と耳の下の痛みや腫れを確認したら、まずはおたふく風邪を疑いましょう。そして、まずは病院を受診してください。

おたふく風邪自体は自身の免疫力で撃退するしかありませんが、その他の合併症や、新たな感染症を予防することはできます。そのために適切な抗生剤を内服することで、免疫力の低下を防ぐことができます。

また、鎮痛剤や解熱剤を使用することで、過度な炎症の持続を抑えることができ、髄膜炎の予防や、免疫力低下を防いでおたふく風邪を早く治すことに繋がるのです。

治療法②:水分補給

水

おたふく風邪は子供も大人も高熱が出ます。高熱が続くと脱水になりやすいです。また、耳下腺が腫れると口が開けにくくなるため開口障害が起こります。すると、食べられるものが限られ脱水症の進行にさらに拍車をかけてしまいます。

脱水症になると体力を消耗し、免疫力の低下に繋がります。また、熱を下げることができなくなり合併症を発症し重症化するリスクが高くなります。こまめに水分を補給し、エネルギーを蓄えましょう。

治療法③:腫れている患部を冷やす

氷

おたふく風邪は、耳の下の耳下腺や、顎の下の顎下腺が腫れやすいです。腫れると熱を持ち、痛みを伴います。痛みを和らげるためにも患部を冷やすのがおすすめです。また、男性の場合、陰嚢(睾丸)が腫れている場合は速やかに冷やすようにしましょう。熱で精子が死滅し、無精子病になることもあります。

治療法④:食べられるものを食べる

スープ

おたふく風邪になると開口障害が起こり、口に入れられるものが限られます。また、咀嚼(噛む行為)が痛みでうまくできず食欲も失せてしまいます。しかし、食事からとる栄養は、免疫力に大きく関係します。ゼリーやおかゆ、スープなど、食べられるものを食べて免疫力を落とさないように工夫することが大切です。

まとめ

重症化すると怖いおたふく風邪、しっかりと治療して重症化しないようにすることが非常に重要なのです。

ムンプスウイルスには特効薬が無く、直接的な治療法はありませんが、しっかりと身近な方法で重症化させないための治療を実践できますので、ぜひ実践してみてください。

おたふく風邪を疑った場合は、重症化や合併症を防ぐためにもまずは病院で受診しましょう。

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