プリン体

痛風の発作が起きると、数日間は激痛に見舞われることになります。
できることなら、激痛に襲われる前に痛風を予防したいですよね。

肉や魚類に多く含まれるプリン体は、痛風が気になる人は意識して避ける必要があります。
ただし、「食品100g中に含まれるプリン体の量」ではなく「1食分に含まれるプリン体の量」が重要です。

1食分あたりでプリン体を多く含む食材や、食事以外での痛風の原因について見ていきましょう。

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痛風ってどんな病気?

血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上あると、高尿酸血症と呼ばれ、尿酸値が高い状態であると言えます。
そして、血液中の尿酸が多いと、結晶となり関節などに溜まっていきます。
この結晶が関節に炎症を起こすことで、「痛風発作」と呼ばれる激痛を引き起こします。

痛風発作は激痛をともなうため、薬で痛みを抑える必要があります。

痛風の痛み止めについてはコチラ
痛風の痛み止め!おすすめ市販薬5選と4つの緩和方法!

食べ物が痛風を引き起こす!

痛風の原因は、尿酸値が高くなることです。

では、なぜ尿酸値が高くなってしまうのか?

それは、あなたが普段食べているものに関係しています。
食べ物には、プリン体という物質が含まれていて、これが体の中で尿酸に変わります。

つまり、プリン体が多い食品というのは、尿酸値を上げることに繋がり、痛風を発症・悪化させてしまうのです。

食品100g中のプリン体は重要ではない?!

痛風の食事指導をする際、食事からプリン体を摂取していいのは、1日に400mg以下と言われています。

しかし、ここで覚えておいて頂きたいことがあります。

それは、「食品100g中に含まれるプリン体の量」が問題なのではなく、「1食分に含まれるプリン体の量」が重要であるという点です。

例えば、干し椎茸には100g中に380mgのプリン体が含まれており、「干し椎茸はプリン体が多いから気をつけよう!」とよく言われています。
しかし、干し椎茸を100gも食べようとしたら、30~40個食べなければいけません。
干し椎茸はこんなに一度で食べませんよね。
3つ食べたところで、プリン体は35mg程度です。

痛風に悪い食べ物10選!

食品100gあたりではなく、1食分あたりのプリン体が重要だということはご理解いただけたでしょうか?
それでは、1食分あたりでプリン体を多く含む食品について見ていきましょう。

①レバー

レバー

レバーには、非常に多くのプリン体が含まれています。
1回に食べる量が80gだとしても、鶏レバーには250mgほどのプリン体が含まれています。
牛や豚のレバーは、鶏よりは少ないものの、牛レバーは175mg豚レバーは228mgと、かなり高値になります。

②ささみ

ささみ

お肉全般、プリン体は多いのですが、レバーに次いでささみは要注意です。
1回量80gを食べた場合、123mgのプリン体が含まれています。

どうしてもお肉が食べたい時は、ロースがおすすめです。
ロースは、肉類の中では比較的プリン体が少なく、牛と豚ともに70mg台です。

③うなぎ

うなぎ

うなぎを食べる時というのは、食事のメインになることが多く、1回にたくさんの量を食べてしまいます。
うなぎ1匹をのせた丼を食べた場合、160g程度のうなぎを食べることになります。
この場合、プリン体は73mgあるので注意が必要です。
うなぎは1匹食べるのではなく、半分や1/3程度にしておきましょう。

④牡蛎

牡蠣

牡蛎は、1匹あたりプリン体を40mg程度含みます。
しかも、牡蛎は一度にたくさん食べてしまうことも多く、5匹食べると200mgのプリン体を摂取することになります。
牡蛎を1~2個で我慢できない場合は、食べないことが無難でしょう。

⑤カツオ

かつお

カツオは、たたきなどで食べるとおいしいですよね。
しかし、たった5切れで170mgのプリン体を含んでいます。

⑥サンマ

秋刀魚

秋には食べたくなるサンマですが、1尾あたり150mgのプリン体を含んでいます。
また、サンマの干物については、1尾あたり190mgとプリン体が増えてしまいます。
魚の干物については、さらに注意が必要です。

⑦ビール

ビール

製品にもよりますが、ビールは350mlの缶に20mg程度のプリン体を含みます。
これだけ見ると、ビールのプリン体は少ないと思ってしまいますが、ビールを大量に飲む人は要注意です。
最近はプリン体が含まれていないビールも売っているため、そちらを選びましょう。

⑧スルメイカ

スルメイカ

スルメイカは、1/2匹で190mgのプリン体が含まれます。
お祭りなどの時に、屋台で1匹丸ごとイカ焼きを食べてしまうと、それだけで1日分のプリン体を摂取してしまいます。

⑨エビ

エビ

大きさや種類にもよりますが、クルマエビは5尾で100mg程度のプリン体を含みます。
エビチリなどは、エビをたくさん食べることになるので注意しましょう。
魚介類は、基本的にプリン体が多いことを覚えておきましょう。

⑩明太子

明太子

明太子は一度に大量に食べることはありませんが、ご飯のお供に毎食たべてしまう人もいるでしょう。
1日1腹食べた場合、プリン体は100mg程度になります。
毎日食べることは避けましょう。

ちなみに、たらこ1腹とは、2本分のことをいいます。

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痛風の原因は食べ物だけじゃない!その他4つの原因!

痛風の原因として、プリン体を含む食品を紹介しましたが、痛風の原因は食事だけではありません。
食べ物以外の原因を4つご紹介します。

①ストレス

痛風の原因であるプリン体は、私たちの体の中でも作られています。
ストレスによりエネルギー消費が多くなると、私たちの身体はプリン体をたくさんつくります。
そのため、このプリン体が尿酸に変わってしまい、痛風に繋がります。

②激しい運動

私たちの体は、筋肉や臓器を動かす時に、体の中にあるATPという物質を使用します。
このATPを使う時に、プリン体が発生します。
そのため、激しい運動をした後は、体の中のプリン体が増加します。

③水分を飲む量が少ない

水分をあまりとらない人は、尿酸の排泄が滞ります。
このため、血液中の尿酸値が上がってしまい、痛風を誘発します。

④体質

高尿酸血症を発症させる遺伝子が発見されています。
そのため、尿酸値を高めてしまう体質の人もいます。
この場合は、食事だけでは尿酸値をコントロール出来ない可能性もあるため、病院で薬を処方してもらい、しっかり通院しましょう。

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まとめ

痛風の原因の1つであるプリン体は、レバーや牡蛎などに多く含まれています。
ビールを飲みながら、イカやたらこをつまみにしてしまうと、合計のプリン体はかなり高くなります。

少量であれば厳密に禁止する必要はありませんが、「あの時気を付けていれば」と後悔しないためにもなるべく避けたい食品です。

今まで料理をしたことがない人も、健康的な食事をするため、これを機に料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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