膀胱炎の症状がひどくてなかなか治らない…そんな場合は病院へ行くことになるでしょう。
病院を受診すると、最初にまず膀胱炎の細菌の検査をして、その検査内容によって適切な抗生物質を処方してもらえるはずです。
抗生物質は殺菌力が優れているので、あれほど不快だった残尿感も頻尿も次第になくなっていきます。
このようなすごい力を持っている抗生物質ですが、膀胱炎の症状に的確に合わせたものを服用する事が重要となります。副作用にも注意が必要です。

膀胱炎の抗生物質にはどんな種類があるの?

今回は、膀胱炎の抗生物質の種類や副作用・注意事項について解説しますね。
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なぜ抗生物質で膀胱炎は治るの?
膀胱炎の原因としては、ほとんどが大腸菌からの感染となります。
・尿の回数が少ないことで、膀胱内に細菌が溜まっている状態になる。
・疲労やストレスが溜まっていることで、身体の抵抗力が弱くなり細菌に感染する。
・生理中などナプキンを長時間交換しなかったり、性行為の後にそのまま寝てしまうと細菌感染のリスクが高まる。
などが具体的な原因として挙げられます。
抗生物質は、膀胱炎を起こしている原因となる細菌を死滅させる為、きちんと服用すれば膀胱炎の症状は治まります。
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膀胱炎の抗生物質!薬の種類は?
細菌感染による膀胱炎の場合、ニューキノロン系抗菌薬やセフェム系抗菌薬などの抗生物質が処方される場合が多いです。
それぞれの種類について見ていきましょう。
ニューキノロン系抗菌薬
ニューキノロン系抗菌薬は、膀胱炎の原因である大腸菌に強く働き、効果が高いとされています。
めまいやイライラ、吐き気、頭痛、発疹などの副作用が出る可能性があるとされています。
・クラビット
・シプロキサン
・バクシダール
などがニューキノロン系抗菌薬の商品です。
セフェム系抗菌薬
セフェム系抗菌薬は、大腸菌以外のさまざまな菌にも効果があるとされています。
副作用も比較的穏やかで、妊婦さんでも投与できるとされています。非常に稀ではありますが、アナフィラキシーショックや偽膜性大腸炎などが副作用として現れる可能性もあります。
・フロモックス
・パンスポリン
などがセフェム系抗菌薬の商品です。
抗生物質の注意点や副作用まとめ
抗生物質は非常に殺菌力が優れているので、細菌感染による膀胱炎には非常に効果的とされています。だからこそ、副作用や飲み合わせ、依存には注意が必要です。
それぞれについて見ていきましょう。
①副作用のリスク
抗生物質による副作用には、さまざまなものがあります。服用する薬のタイプや個人差にもよりますが、吐き気やめまい、大腸炎、低血糖などの副作用が現れる可能性があります。
抗生物質はとても人間の身体にとって強い薬であるという意識を持ち、副作用のリスクも知った上で服用するようにしましょう。
必ず医師の指示に従ってください。
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②飲み合わせには要注意
細菌感染による膀胱炎に効果的な抗生物質ですが、服用の際には注意が必要です。
医師は、患者に対して細かく問診をとりながら検査もした上で治療に必要となる抗生物質の種類を判断していきます。
その際、持病を抱えている場合や腎臓、糖尿病などで薬を飲んでいる場合、そして風邪薬など何か1つでも別の薬を飲んでいる場合などは、医師にその事をしっかりと伝えましょう。
抗生物質は強い効力を発揮しますが、その一方で飲み合わせによる弊害が多々起きることもあります。お薬手帳などで十分な自己管理も必要となります。
③抗生物質の依存に要注意
抗生物質を繰り返し服用する事にならないよう、膀胱炎を完全に断ち切るための生活習慣の見直しをしましょう。
不規則な生活の改善をしてストレスを溜めず、運動する習慣を身につけ、体力をつける。そして身体の免疫力を高めていくという流れを作っていきましょう。
抗生物質の繰り返しの服用は、やがて症状に耐性を持ってしまい効き目がなくなってきます。身体の免疫力が弱り、腎盂腎炎などへ発展していきやすい1つの原因となってしまいます。
クランベリーの力で自然治癒&再発防止
薬に頼らず、できるだけ身体の自然治癒力を高めるのが健康な生活へ繋がります。
クランベリーってご存知ですか?クランベリーの栄養成分には、膀胱炎を引き起こす細菌を除去する作用があるとされています。
膀胱炎でお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。自然治癒と再発防止の2つの効果が期待できます。
※あくまで個人差はあります。
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まとめ
仕事や生活に支障の多い膀胱炎の悩みですが、なかなか人に言えないという方も多いかもしれません。しかし、膀胱炎の耐えがたい痛みや残尿感は、身体の免疫力をより弱らせ、場合によっては別の病気まで引き起こしてしまう可能性もあります。
そうならない為にも、膀胱炎に対しての知識をしっかりと持ち、日頃の生活環境を整える事が大切です。
病院で処方される抗生物質についても、お薬手帳でしっかりと自己管理をしていく事が身体の健康を守る事にもなります。膀胱炎を完全に治し、少しでも早く健康な日常生活を送れるように生活全体の見直しをしてみましょう。
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