咳

咳が続いているけど、熱はない。風邪ではなさそう…。そんな場合は、肺に穴が開いていたり、薬が原因で肺に障害が起きている場合があります。自然には治らない場合がほとんどなので、早急に病院へ行って原因を特定することが大切です。

熱はないのに咳が止まらない場合に考えられる病気を5つ取り上げるので、まずはあなたに思い当たる症状がないか確認してみましょう。

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熱はないのに咳が止まらない原因は?5つの病気に要注意!

咳が長引いていると「風邪ではないのかも…」と不安になりますよね。熱はないのに咳が止まらない場合に考えられる5つの病気について解説するので、1つ1つ確認していきましょう。

①自然気胸

自然気胸は、肺に穴が開いてしまう疾患です。長身でやせ形の男性に多い傾向がありますが、月経のタイミングに合わせて女性が発症する場合もあります。長年たばこを吸っている方も注意が必要です。

自然気胸の主な症状はこちらです。
●痰の出ない咳
●呼吸困難
●突然の胸痛

②肺がん

がんの死亡率のうち肺がんでの死亡率は、男性が第1位、女性は第3位と非常に高い割合を占めています。初期の場合は手術にて根治も可能なので、早期発見が重要と言えます。

肺がんの主な症状はこちらです。
●咳(痰が出る場合も出ない場合もあります)
●血痰、喀血(かっけつ)
●喘鳴(「ぜーぜー」とした呼吸)
●息苦しい
●倦怠感
●体重減少

しかし、初期は無症状のこともあるため、がん検診を受けて早期発見に努めましょう。

③気管支喘息

喘息は子供に発症しやすいイメージがあるかもしれませんが、大人になってから発症することもしばしばあります。子供の喘息はアトピー型が多く、アレルギーが関係しています。

それ対して、大人が発症しやすい喘息はアトピーとは関係がなく、たばこや肥満、気道感染により引き起こされることが多いです。

大人の気管支喘息は冬に悪化することが多いのが特徴ですが、主な症状はこちらです。
●繰り返し咳が起こる
●呼吸困難
●喘鳴(「ぜーぜー」とした呼吸)
●上記3つが夜間~早朝に起きやすい

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④胃食道逆流症

胃食道逆流症は、酸性の胃内要物が食道や口の中に逆流してしまう疾患です。胃カメラにて食道に潰瘍やびらん(ただれ)などが見られる逆流性食道炎と、それらを認めない非びらん性胃食道逆流症の2つに分類されます。

胃食道逆流症は胃酸の逆流によって以下の症状が出ます。
●痰の絡まない咳
●吞酸(のどや口の中に酸性の胃内要物が逆流し、すっぱく感じて気持ち悪い)
●胸やけ
●のどの違和感
●声が枯れる

胃食道逆流症は近年増加しており、1割以上の方が発症しているといわれています。咳とは関係なさそうに感じますが、痰の出ない咳を誘発する疾患の1つのため、他の症状に思い当たる点がないか確認してみましょう。

⑤薬剤性肺障害

薬剤性肺障害は薬の使用によって肺に障害が起こっている状態です。薬剤性障害を引き起こす薬剤は多岐にわたります。抗がん剤、免疫抑制剤、リウマチ治療薬、抗菌薬、漢方、サプリメント、栄養食品などさまざまです。

薬剤性肺障害の症状はこちらです。
●咳(痰は絡まないことが多い)
●息切れ
●呼吸困難
●皮膚に発疹ができる
●肝臓が弱くなる
薬剤を服用している方で、上記のような症状がある場合は薬剤性肺障害を疑いましょう。

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熱はないのに咳が止まらない!それぞれの治療法!

熱はないのに咳が止まらない場合に考えられる上記の5つの病気に対して、それぞれの治療方法や対処法を解説します。思い当たる症状があった場合は確認しておきましょう。

①自然気胸

軽度の自然気胸の場合は、安静にすることで改善します。しかし、空気がたくさん溜まってしまっている場合は、胸に穴をあけて取り出す治療が必要になります。また、空気だけでなく水や血液が肺に溜まっている場合も穴をあけて取り出さなければいけません。

突然胸が痛み、呼吸が苦しくなったり咳が出る場合は早急に病院で受診しましょう。

②肺がん

肺がんを診断するためには、レントゲンやCT、気管支鏡、MRI、血液検査、細胞診など様々な検査を行います。そして、がんの種類や進行の程度を把握して治療方針を決めていきます。

転移などが見られず、手術可能な大きさや場所のがんであれば手術で取り除いて根治も可能です。その他には以下のような治療があります。

●放射線治療によってがんの縮小や消失を図る。
●抗がん剤や分子標的薬を使用し、がんの増殖を防ぐ。
●気管支鏡を使用し、レーザーによってがんを切除したり出血を止める。

肺がんは症状が出る場合もありますが、無症状のこともあるため定期的ながん検診を受けましょう。血縁者にがん罹患者が多い場合は、特に注意が必要です。

また、長期に喫煙をしている場合や、家族が喫煙しているため副流煙を長年吸ってしまっている方もリスクは高まります。家族で一丸となって禁煙に取り組むことをおすすめします。

③気管支喘息

気管支喘息は、慢性の気道の炎症、気道が過敏になる、気道が狭くなることで症状が出てしまいます。そして、何回も発作を繰り返してしまい、根治は難しいとされています。そのため、発作時の治療に加え、発作がない時も引き続き治療を続けてく必要があります。

治療には以下の方法があります。
●気管支拡張薬の使用
●抗炎症薬(ステロイドの吸入や内服)
●アレルギー薬の使用
●酸素吸入

喘息は根治が難しいため、長期的に治療を続け自己判断でやめることのないようにしましょう。自分の体調の波を把握し、発作時にすぐ対応できるよう吸入器などを常に準備しておきましょう。

④胃食道逆流症

胃食道逆流症は、胃酸の逆流に対する薬の内服や生活指導が主になります。薬の種類としては、胃酸の分泌を抑える薬、消化管の運動を促進する薬、消化管の粘膜を保護する薬などがあります。

また、生活指導としては以下のものがあるため参考にしてみてください。
●寝る直前の食事は避ける
●寝る時に上半身を少し高くする
●肥満の方は減量を試みる
●禁煙
●お酒をひかえる

薬や生活指導では治療が不十分の場合は手術も考慮されます。咳に加え、呑酸や胸やけなどの症状があれば胃食道逆流症を疑い、内科や消化器内科を受診しましょう。

⑤薬剤性肺障害

こちらは薬剤が原因となっているため、まずはその原因となる薬剤を中止することが優先です。障害が大きい場合は、ステロイドの投与も行われます。

内科や呼吸器内科を受診した際には、服用している薬(サプリメントや栄養食品も含む)を必ず医師へ報告しましょう。

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※熱はないのに咳が止まらない場合は病院へ

熱はないのに咳が続いている場合、前述の通り、肺に穴が開いていたり薬が原因で肺に障害が起きている場合があります。気道や肺に原因はなく、胃酸の逆流が咳の原因になっている場合もあります。

いずれの場合も自然には治らないことがほとんどなので、まずは病院で受診して原因を特定しましょう。内科や呼吸器内科、消化器内科で受診するようにしてください。

その際は、以下の点を医師に伝えましょう。
●いつから咳が出ているのか
●咳以外の症状はあるのか(些細な事でも原因の特定に繋がる可能性があるのでしっかりと伝えましょう。)
●今飲んでいる薬や受けている治療

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まとめ

咳が続いているのに熱がない場合、肺がんや薬剤性肺障害、胃食道逆流症などが考えられます。原因は多岐にわたるため、治療もそれぞれで大きく異なります。まずは病院で受診して原因を特定することが重要です。

ただの咳と油断してしまうこともあるかと思いますが、咳は体のSOSです。体からSOSが出ている時は無理をせず病院を受診して体を休めてくださいね。

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