急に熱が出たり、喉が痛い時などにあなたは風邪薬を服用することはありませんか?市販の風邪薬や病院で処方される風邪薬の副作用を把握していますか?
薬の成分によっては、発疹、嘔吐、食欲不振、めまい、錯覚、間質性肺炎、肝機能障害、眠気などの副作用を起こす可能性もあります。
また、薬と食べ物との飲み合わせによっても副作用を起こす可能性があります。

風邪薬を飲んでいて副作用が出ないかちょっと心配…

副作用の知識を持っておくことは非常に大切です。今回は、風邪薬の副作用について詳しく解説していきます。
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風邪薬!服用の仕方で起こる副作用!
市販の風邪薬や病院で処方される風邪薬は、服用の仕方によっては副作用が出てしまいます。場合によっては深刻な状態に陥ってしまう事もあります。
①薬物過敏症による副作用
薬物過敏症というアレルギー症状が現れる事があります。過敏症の体質の方は全ての薬で反応しやすく、服用を初めてから半年以内に発熱や発疹、かゆみなどが副作用として現れる可能性があります。
②薬と薬の飲み合わせによる副作用
複数の薬の飲み合わせで、相互作用により体調を崩したり、薬が効かずに容体が悪化するなどの様々な症状が出てしまいます。
特に、持病で高血圧や糖尿病などの薬を飲んでいる場合は飲み合わせに要注意です。
③薬と食べ物の飲み合わせによる副作用
●薬とグレープフルーツ
グレープフルーツは、薬の代謝速度を妨害して血中濃度を高めてしまいます。そのため、副作用が出やすくなります。
●薬と牛乳
抗生物質の中のテトラサイクリン系やニューキノロン系が、牛乳のカルシウムと結合してしまうことで副作用が出る可能性があります。
●薬とコーヒー
風邪薬の多くにはカフェインが配合されています。そのため、コーヒーとの飲み合わせはカフェインの過剰摂取となり、頭痛やめまいなどの副作用が現れる可能性があります。
④風邪薬の過剰作用による副作用
総合風邪薬は、市販薬の中でも副作用の発生件数および死亡件数が1位です。それほど注意が必要な薬なのです。
用法・用量は必ず守ってください。一日の服用回数を越えたり、6時間空けなければならない薬を3時間しか空けないで服用するなどは絶対にしないでください。副作用を引き起こす原因になります。
風邪薬に含まれる成分から起こる副作用一覧!
風邪薬には様々な成分が入っています。そして、成分の違いによって副作用にも違いがあります。
●アセトアミノフェン
発疹、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、貧血など
●サリチル酸
めまい、耳鳴り、不安、幻覚、発汗、口乾、吐き気など
●クロルフェニラミンマレイン酸塩
けいれん、錯覚、ぜんそく発作の誘発、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸、急性腎不全など
●クレマスチンフマル酸塩
眠気、めまい、頭重、頭痛、嘔吐、口渇、食欲不振、腹痛、下痢など
●リン酸ジヒドロコデイン
眠気、めまい、発汗、頭痛、嘔吐、便秘、食欲不振、腹痛、下痢など
●デキストロメトルファン臭化水素酸塩
悪心、吐き気、食欲不振、吐き気、胃部不快感、下痢、軟便、じんましん、発疹、眠気など
お薬手帳は常に持参し、薬局などの薬剤師によく相談してから服用をするようにしましょう。
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風邪薬で副作用を起こさないための4つの注意事項!
風邪薬を服用すれば早く治せるはずと思っていても、副作用によって他の症状で体調が悪くなる場合もあります。副作用を未然に防ぐ為にも以下のことに注意しましょう。
①服用してからの体調の変化に注意
薬物過敏症の場合、どの薬で副作用が出るのか最初からはわからない場合が多いのが現状です。そのため、薬を服用してからは慎重に症状の変化を観察していく必要があります。
少しでも異変を感じた場合は、すぐに病院の医師や薬剤師に相談する事をおすすめします。
②お薬手帳でしっかりと管理する
薬の相互作用、薬の過剰作用による副作用を起こさないように、お薬手帳でしっかりと管理をしていく事が大切です。
お薬手帳により、医師や薬剤師の方も持病で飲んでいる薬の成分を把握できるため、飲み合わせによる副作用を防ぐ事ができます。
③飲み合わせに注意
薬と薬の飲み合わせにも注意が必要ですが、前述の通り、薬と食べ物の飲み合わせにも注意が必要です。
薬と食べ物の飲み合わせによる副作用は風邪薬の成分によっても異なりますが、薬を服用するときはお水か白湯で飲むようにしましょう。
④風邪の症状が軽い時に薬を飲まない
症状の軽い時にすぐに風邪薬に頼ってしまうのはやめましょう。風邪薬には、つらい症状を抑える様々な成分が含まれています。
そのため、症状が軽い時に服用すると副作用を起こして逆に体調が悪くなってしまう可能性があります。
まとめ
市販薬は簡単に購入することができるため、風邪を引いて調子が悪いとすぐに服用してしまう事があります。しかし、風邪薬には様々な成分が含まれており、飲み合わせなどでも深刻な事態に陥る場合があります。
病院で処方された薬についても飲み方には十分に注意し、お薬手帳でどの薬にどういった成分が入っているのかよく確認しましょう。
安心安全な生活をして行く為にも、風邪薬は医師や薬剤師の指示に従って正しく服用する事が重要となります。
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